声でスマホをもっと便利に!SiriやGoogleアシスタントの使い方ガイド
はじめに
スマートフォンには、あなたの声に耳を傾け、様々な操作をしてくれる便利な機能があることをご存知でしょうか。それが「音声アシスタント」です。iPhoneには「Siri(シリ)」、Androidスマホには「Googleアシスタント」が搭載されています。
この記事では、音声アシスタントの基本的な使い方から、日常生活で役立つ便利な活用例まで、分かりやすくご紹介します。手が離せない時や、文字入力が少し面倒に感じる時などに、声を使うことでスマホをもっと「らくらく」に活用できるようになります。
音声アシスタントって何?どんな時に役立つの?
音声アシスタントは、あなたの「声」でスマホに指示を伝え、その指示を実行してくれる機能です。
例えば、
- 「今日の天気は?」と話しかけると、お住まいの地域の天気予報を教えてくれる
- 「午後3時にタイマーをセットして」と言うと、タイマーを設定してくれる
- 「〇〇さんに電話をかけて」と言うと、連絡先に登録された人に電話をかけてくれる
など、様々なことができます。
料理中や運転中など、手が離せない時でもスマホを操作したい時や、文字入力よりも声で伝えた方が早い場合にとても役立ちます。
音声アシスタントの基本的な使い方
iPhoneのSiriとAndroidスマホのGoogleアシスタントでは、呼び出し方や設定方法が少し異なりますが、基本的な考え方は同じです。ここでは、それぞれの代表的な呼び出し方をご紹介します。
iPhone (Siri) の呼び出し方
主に以下の方法でSiriを呼び出すことができます。
- 「Hey Siri」と話しかける:
- 事前に設定が必要です。「設定」アプリを開き、「Siriと検索」を選び、「"Hey Siri"を聞き取る」をオンにします。画面の指示に従って設定を完了させると、「Hey Siri」と話しかけるだけでSiriが起動するようになります。
- サイドボタン(またはホームボタン)を長押しする:
- お使いのiPhoneの機種によって、長押しするボタンが異なります。
- ホームボタンがある機種(iPhone SEなど):ホームボタンを長押しします。
- ホームボタンがない機種(iPhone X以降など):右側のサイドボタン(電源ボタン)を長押しします。
- ボタンを長押しすると、Siriが起動し、「ご用は何でしょうか?」などのメッセージが表示されます。
- お使いのiPhoneの機種によって、長押しするボタンが異なります。
Siriが起動したら、続けてしてほしいことを声で伝えてください。
Androidスマホ (Googleアシスタント) の呼び出し方
主に以下の方法でGoogleアシスタントを呼び出すことができます。
- 「OK Google」または「ねぇ Google」と話しかける:
- こちらも事前に設定が必要です。「Google」アプリを開き、右上のプロフィールアイコンをタップし、「設定」 > 「Googleアシスタント」 > 「"OK Google"と"Hey Google"」と進み、「"OK Google"と"Hey Google"」をオンにします。画面の指示に従って設定を完了させると、「OK Google」または「ねぇ Google」と話しかけるだけでGoogleアシスタントが起動するようになります。
- ホームボタン(またはジェスチャー)を使う:
- 機種や設定によって異なりますが、多くの場合、画面下部にあるホームボタンを長押しするか、画面の角から内側に向かってスワイプ(指を滑らせる)するなどのジェスチャーで起動できます。詳しい操作方法は、お使いのスマホの取扱説明書や設定画面をご確認ください。
Googleアシスタントが起動したら、続けてしてほしいことを声で伝えてください。
日常で役立つ!音声アシスタント活用例
音声アシスタントに話しかけるだけでできる、具体的な活用例をご紹介します。
例1:天気予報を聞く
急な雨が心配な時や、お出かけ前に天気を確認したい時などに便利です。
- Siriに話しかける例: 「今日の天気は?」 「明日の東京の天気予報を教えて」
- Googleアシスタントに話しかける例: 「今日の天気」 「週末の天気は?」
話しかけると、音声で今日の天気や気温などを教えてくれます。画面に詳しい予報が表示されることもあります。
例2:タイマーやアラームを設定する
料理の時間を計りたい時や、薬を飲む時間を忘れないようにしたい時などに役立ちます。
- Siriに話しかける例: 「3分タイマーをセット」 「明日の朝7時にアラームを設定して」
- Googleアシスタントに話しかける例: 「5分タイマー」 「毎朝6時にアラームをセット」
指示した時間になると、スマホから通知音やアラーム音が鳴ってお知らせしてくれます。
例3:簡単な調べ物をする
気になったことをすぐに知りたい時に、声で質問して調べることができます。
- Siriに話しかける例: 「今日のニュースは?」 「富士山の高さは?」 「〇〇駅までの行き方を調べて」
- Googleアシスタントに話しかける例: 「今の為替レートは?」 「今日の株価は?」 「近くのコンビニは?」
音声で答えを教えてくれたり、関連する情報が画面に表示されたりします。
例4:電話をかけたり、メッセージを送ったりする
連絡したい相手の名前を伝えるだけで、電話をかけたり簡単なメッセージを送ったりできます。
- Siriに話しかける例: 「お父さんに電話」 「〇〇さんに『今から帰ります』とメッセージを送って」
- Googleアシスタントに話しかける例: 「△△さんに電話をかけて」 「◇◇さんにLINEで『ありがとう』と送って」
※メッセージ送信には、事前に相手の連絡先がスマホに登録されている必要があります。また、LINEなど特定のアプリへの操作は、アプリ側が音声アシスタントに対応している必要があります。
例5:音楽を再生する(対応アプリがある場合)
音楽配信アプリなどを使っている場合、聞きたい曲やアーティスト名を伝えるだけで音楽を再生できます。
- Siriに話しかける例: 「〇〇の曲を再生して」
- Googleアシスタントに話しかける例: 「リラックスできる音楽をかけて」
※この機能を使うには、対応している音楽アプリがスマホにインストールされており、設定が必要な場合があります。
音声アシスタントをより正確に使うためのコツ
音声アシスタントは便利な機能ですが、時々うまく聞き取ってもらえないこともあります。より正確に使うためのコツをいくつかご紹介します。
- はっきりと話す: 早口になったり、ごもごもと話したりせず、普段話す速さで、はっきりと発音することを心がけましょう。
- 静かな場所で使う: 周囲が騒がしいと、あなたの声が聞き取りにくくなります。できるだけ静かな場所で使うのがおすすめです。
- スマホのマイクを塞がない: スマホケースなどでマイク部分が隠れていないか確認しましょう。
- 具体的な指示を出す: 例えば、「電話」だけでなく、「〇〇さんに電話」のように、誰に何をしてほしいかを具体的に伝えましょう。
まとめ
スマートフォンの音声アシスタント(SiriやGoogleアシスタント)は、声で指示を伝えるだけで様々な操作ができる、とても便利な機能です。天気予報の確認、タイマー設定、調べ物、電話をかけるなど、日常生活のちょっとした場面で活用することで、スマホをもっと手軽に、そして「らくらく」に使うことができます。
この記事でご紹介した基本的な使い方や活用例を参考に、ぜひあなたのスマホでも音声アシスタントを試してみてください。最初は少し戸惑うかもしれませんが、慣れてくると手放せなくなるかもしれません。あなたのスマホ生活が、より快適で便利になることを願っています。