らくらく解決!スマホの動きが遅い・固まった時の簡単対処法
日頃からお使いのスマートフォン、突然動きが遅くなったり、画面が固まってしまったりして、困った経験はありませんか?大切な連絡ができなくなったり、調べたいことがすぐに調べられなくなったりすると、不安になりますよね。
スマホが遅くなったり固まったりするのには、いくつかの原因がありますが、ご自身で試せる簡単な対処法があります。この記事では、もしもの時に落ち着いて対応できるよう、具体的な手順を分かりやすくご紹介します。ぜひ参考にして、快適なスマホライフを送りましょう。
なぜスマホの動きは遅くなるのでしょうか?
スマホが遅くなる原因はさまざまですが、主なものとしては以下のようなことが考えられます。
- たくさんのアプリを同時に使っている:いくつものアプリを同時に開いていると、スマホの「頭脳」であるCPUがたくさんの処理を同時に行うことになり、負担がかかります。
- スマホの中にデータがいっぱい:写真や動画、使っていないアプリなどがたくさん保存されていると、空き容量が少なくなり、動作が重くなることがあります。
- 使っているアプリやスマホが古い:アプリやスマホ本体の性能が、新しいアプリの要求する性能についていけない場合があります。
- 一時的な不具合:特定のアプリやシステムの一時的な問題で、動作がおかしくなることもあります。
これらの原因を知っておくと、対策もしやすくなります。
もしスマホの画面が固まってしまったら?
画面を触っても反応しない、ボタンを押しても何も起きないなど、スマホが完全に固まってしまった場合は、一度スマホの電源を切り、もう一度つけ直す「再起動」を試してみましょう。
通常の操作で電源が切れない場合でも、多くのスマホには「強制的に再起動する」方法があります。機種によって操作が異なりますが、一般的な方法をいくつかご紹介します。
- 電源ボタンを長く押し続ける:通常、電源ボタンを10秒ほど長く押し続けると、強制的に電源が切れることがあります。
- 電源ボタンと音量ボタン(下げる側)を同時に長く押し続ける:これも多くのAndroidスマホで使われる方法です。同様に10秒ほど押し続けてみてください。
- 電源ボタンと音量ボタン(上げる側)を同時に長く押し続ける:iPhoneの場合は、音量ボタン(上げる側)を押してすぐに離し、音量ボタン(下げる側)を押してすぐに離し、その後電源ボタンを長く押し続ける、という少し複雑な操作が必要な場合もあります。
もしご自身のスマホの機種が分かる場合は、「(機種名) 強制再起動」などでインターネット検索するか、スマホのマニュアルを確認してみると、より正確な手順が分かります。
強制再起動は、スマホの一時的な不具合を解消するのに効果的です。データが消えることはほとんどありませんが、操作中のデータは保存されない可能性がある点にご注意ください。
普段からできる!スマホの動作を軽くするための対策
完全に固まってはいなくても、「最近どうも動きが遅いな」と感じることがあるかもしれません。そんな時に試せる、日常的なお手入れ方法をご紹介します。
1. 使っていないアプリを終了する
たくさんのアプリを起動したままにしていると、スマホに負担がかかります。使い終わったアプリはこまめに終了する習慣をつけましょう。
アプリの終了方法は、スマホの下端から上へスワイプして表示される「アプリ履歴(最近使ったアプリ)」の画面で、不要なアプリを上にスワイプして消すのが一般的です。
2. スマホをこまめに「再起動」する
完全に固まった時だけでなく、普段から数日に一度など、定期的にスマホの電源を切ってから入れ直す「再起動」を行うことをおすすめします。これにより、スマホの中の一時的な不要な情報が整理され、動作が安定することがあります。
3. 不要な写真や動画、アプリを整理する
スマホの容量がいっぱいになると、動きが遅くなる原因になります。不要になった写真や動画を削除したり、ほとんど使わないアプリをアンインストールしたりすることで、空き容量を増やすことができます。
- 写真や動画の整理:写真アプリを開き、不要な写真や動画を選んでゴミ箱のアイコンをタップします。ゴミ箱の中身も完全に削除するのを忘れないようにしましょう。
- アプリの整理:「設定」アプリを開き、「アプリ」や「アプリケーション」といった項目を選びます。アプリの一覧が表示されるので、不要なアプリを選んで「アンインストール」をタップします。
大切な写真は、パソコンやクラウドサービス(インターネット上の保管場所)に保存してからスマホから削除することもできます。
4. アプリの「キャッシュ」を削除する
アプリを使っていると、「キャッシュ」という一時的なデータがスマホの中に溜まっていきます。これにより次回の起動が速くなるなどのメリットがありますが、溜まりすぎると動作を重くすることがあります。特定のアプリの動きが遅いと感じたら、そのアプリのキャッシュを削除してみるのも一つの手です。
アプリのキャッシュを削除する方法も、「設定」アプリの「アプリ」項目から行います。キャッシュを削除しても、アプリの設定やログイン情報は消えませんのでご安心ください。(「ストレージ」や「データ」という項目の中に「キャッシュを消去」や「キャッシュを削除」といったボタンがあることが多いです。)
ただし、アプリ全体のデータ(ログイン情報なども含め)を削除してしまうと、アプリが初期状態に戻ってしまうので、操作には十分注意が必要です。分からない場合は、キャッシュの削除は無理に行わなくても大丈夫です。
それでも改善しない場合
ご紹介した対処法を試しても、スマホの動きが遅い、または固まる症状が改善しない場合は、スマホ本体の寿命や故障、あるいはOS(スマホを動かす基本的なシステム)のアップデートが必要な場合があります。
- OSのアップデート:スマホの「設定」アプリに「システムアップデート」や「ソフトウェアアップデート」といった項目があれば、最新の状態になっているか確認してみましょう。古いOSのままだと、アプリが正常に動かなかったり、動作が不安定になったりすることがあります。アップデートの方法は、過去の記事でもご紹介しています。
- 専門家への相談:購入されたお店や、ご契約されている携帯電話会社の窓口に相談してみるのも良い方法です。専門家に見てもらうことで、正確な原因や適切な対処法を知ることができます。
まとめ
スマホの動きが遅くなったり固まったりすると、焦ってしまうかもしれませんが、まずは落ち着いてご紹介した対処法を試してみてください。
- 完全に固まったら:強制再起動を試す。
- 動きが遅いと感じたら:使っていないアプリを終了する、定期的に再起動する、不要なデータやアプリを整理する、必要であればアプリのキャッシュを削除する。
これらの簡単なメンテナンスを習慣にすることで、スマホをより快適に、長くお使いいただけるはずです。もしご自身での対応が難しい場合は、無理をせず専門家にご相談ください。
これからも「らくらくスマホ活用ガイド」が、皆様のスマホライフのお手伝いができれば幸いです。