らくらくスマホ活用ガイド

らくらく文字入力！スマホのキーボードの種類と切り替え方法

スマートフォンを使う上で、文字入力は避けて通れない操作です。ご家族やご友人への連絡、インターネットでの調べ物、アプリの利用など、様々な場面で文字を入力しています。

「なんだか文字入力がしにくいな」「もっと簡単に文字を入力できないかな」と感じたことはありませんか？ 実は、スマートフォンのキーボードにはいくつか種類があり、自分に合ったものに変えるだけで、文字入力がぐっと楽になることがあります。

この記事では、スマートフォンのキーボードの種類と、自分に合ったキーボードに切り替える方法、そして文字入力をさらに便利にするためのちょっとしたコツをご紹介します。

スマホのキーボードにはどんな種類がある？

スマートフォンのキーボードには、主に次のような種類があります。普段お使いのキーボードがどれか、少し見てみてください。

• フリック入力 指をキーから離さずに、上下左右に「はらって（フリックして）」文字を入力する方法です。「あ」のキーから右にフリックすると「い」、下にフリックすると「う」といった具合です。

  • 特徴: 少ないキーで多くの文字を入力できるため、慣れると素早く入力できます。特に日本語入力によく使われます。
  • このような方におすすめ: 慣れるまで少し練習が必要ですが、一度慣れると効率よく入力したい方。

• QWERTY（クワーティ）入力 パソコンのキーボードと同じように、アルファベットの「Q」「W」「E」「R」「T」「Y」が左上から並んでいるキーボードです。

  • 特徴: パソコンでの入力に慣れている方にとっては、迷わず使えます。英字入力にも適しています。
  • このような方におすすめ: 普段からパソコンをよく使う方、英字をよく入力する方。

• 五十音入力（ケータイ入力） 昔の携帯電話のように、同じキーを複数回押して文字を選ぶ方法です。「あ」のキーを1回押すと「あ」、2回押すと「い」、3回押すと「う」となります。

  • 特徴: 昔の携帯電話の操作に慣れている方には分かりやすいかもしれません。
  • このような方におすすめ: 昔ながらの入力方法に慣れている方。ただし、スマートフォンの画面ではキーが小さく感じられることもあります。

自分のスマホはどのキーボード？確認してみましょう

今お使いのキーボードがどの種類か確認してみましょう。文字を入力できるアプリ（例えばメモ帳や検索アプリ、LINEなど）を開いて、文字入力画面にしてみてください。表示されているキーボードの並びで判断できます。

画面の下の方に、小さな地球儀のマークや、キーボードの形をしたマーク、または言語名の表示（例：「日本語」など）が見えることもあります。このマークが、キーボードの切り替えに関係してきます。

使いやすいキーボードに切り替える方法

キーボードの種類を切り替える手順は、お使いのスマートフォンの機種や設定によって少し異なる場合がありますが、一般的な方法をご紹介します。

1. 文字入力画面を開く: 連絡先やメモ帳など、文字を入力できるアプリを開きます。
2. キーボードが表示されている状態で…: 画面の下の方など、キーボードが表示されている場所を探します。
3. 切り替えボタンをタップ: キーボードの上に表示される、小さな地球儀のマークや、キーボードの形をしたマーク、または言語名が表示されている場所をタップします。

タップするたびに、設定されている別の種類のキーボードに切り替わります。何度かタップして、表示されるキーボードの種類を確認してみてください。

目的のキーボードが表示されたら、そのまま入力できます。もし、切り替えボタンが見当たらない場合や、他のキーボードが表示されない場合は、スマートフォンの「設定」アプリからキーボードの種類を追加したり、変更したりする必要があります。具体的な手順は機種によって異なりますが、「設定」アプリを開き、「一般」や「システム」、「入力方法」や「キーボード」といった項目を探してみてください。

もっと便利に入力するためのコツ

キーボードの種類を選んだら、さらに文字入力を楽にするためのコツをご紹介します。

• 予測変換を活用する: 文字を入力していくと、キーボードの上に「候補」となる単語や文章が表示されることがあります。これが「予測変換」です。表示された候補の中に目的の言葉があれば、それをタップするだけで入力が完了します。最後まで入力しなくても済むので、ぜひ活用してみてください。

• 音声入力を試してみる: キーボードの近くに、マイクのマークがあるのを見たことがありますか？ これは「音声入力」のボタンです。このボタンをタップしてスマートフォンに話しかけると、話した内容が文字に変換されて入力されます。 「らくらくスマホ活用ガイド」では、音声入力について詳しく解説した記事もございます。「声でスマホをもっと便利に！SiriやGoogleアシスタントの使い方ガイド」なども参考になるでしょう。

• 記号や数字の入力方法を覚える: キーボードのどこかに「ABC」や「あいう」、「123」などの切り替えボタンがあります。これをタップすると、数字やアルファベット、記号を入力するためのキーボードに切り替わります。また、数字や記号のキーを長押しすると、関連する別の記号が表示されることもあります。よく使う記号の入力方法を覚えておくと便利です。

もしキーボードで困ったら？

• キーボードが表示されない: アプリを一度閉じてもう一度開いてみたり、スマートフォンの電源を一度切って入れ直してみたりすると、改善することがあります。
• 変な文字が入力される: 間違った種類のキーボード（例えば、日本語を入力したいのに英字キーボードになっている）になっていないか確認してみましょう。前述の切り替え方法で直る場合があります。

まとめ

スマートフォンの文字入力は、使うキーボードの種類やちょっとしたコツで、ぐっと楽になります。フリック入力、QWERTY入力、五十音入力など、いくつかの種類がありますので、ぜひ一度、ご自身のスマートフォンで表示できるキーボードを確認し、切り替えて試してみてください。

自分にとって一番入力しやすいキーボードを見つけ、予測変換や音声入力などの便利な機能も活用することで、日々のスマートフォンの利用がさらに快適になるはずです。文字入力のストレスを減らして、「らくらく」スマートフォン生活を送りましょう。