健康づくりにスマホを活用:歩数計や記録アプリの始め方
健康づくりに関心をお持ちの方も多いのではないでしょうか。日々の運動量を把握したり、体重などの変化を記録したりすることは、健康を保つために役立ちます。実は、普段お使いのスマートフォンが、こうした健康管理のお手伝いをしてくれることをご存知でしょうか。
特別な機器を用意しなくても、スマホ一つで歩数を測ったり、記録をつけたりすることが可能です。この記事では、スマホを使った健康管理の第一歩として、歩数計機能の使い方や、簡単な健康記録アプリの活用法をご紹介します。
スマホに内蔵されている歩数計機能
最近の多くのスマートフォンには、持ち歩いている間の歩数を自動的に計測してくれる機能が内蔵されています。これは、スマホが揺れや動きを感知するためのセンサーを使っています。特別な設定をしなくても、スマホをポケットやかばんに入れて持ち歩くだけで、一日の歩数を記録してくれています。
この歩数は、スマホに入っている専用のアプリで確認できます。
- iPhoneの場合:「ヘルスケア」アプリ
- Androidスマートフォンの場合:「Google Fit」アプリなど
これらのアプリは、購入したときからスマホに入っていることが多いです。もし見当たらない場合は、スマホのアプリ一覧や検索機能で探してみてください。
歩数計機能の確認と設定方法
歩数計機能で自分の歩数を確認するには、先ほどご紹介したアプリを開きます。
iPhoneの「ヘルスケア」アプリで歩数を見る方法
- ホーム画面にある「ヘルスケア」という緑色のハートのマークのアプリを探して開きます。
- アプリを開いたら、画面下部にある「概要」という項目をタップします。
- 画面を下にスクロールしていくと、「歩数」という項目が見つかります。今日の歩数が表示されているはずです。
- 「歩数」をタップすると、日ごと、週ごと、月ごと、年ごとの歩数の変化を見ることができます。
もし「ヘルスケア」アプリで歩数が表示されていない場合は、設定を確認する必要があるかもしれません。通常は自動的に計測されていますが、念のため以下の場所を確認してみてください。 「設定」アプリを開き、「プライバシーとセキュリティ」をタップ、「モーションとフィットネス」をタップし、「フィットネストラッキング」がオン(緑色になっている)になっているか確認します。
Androidの「Google Fit」アプリで歩数を見る方法
- アプリ一覧やホーム画面にある「Google Fit」というアイコン(色々な色が組み合わさった丸いマークなど)を探して開きます。
- アプリを開くと、通常、今日の歩数や運動時間などが表示されます。
- 画面に今日の歩数が表示されていない場合は、画面を切り替えるボタン(グラフのようなマークなど)を探してタップしてみてください。
「Google Fit」アプリで歩数が計測されていない場合、アプリの設定やスマホ本体の設定で、フィットネスのトラッキングが許可されているか確認が必要なことがあります。ご利用の機種によって設定場所が異なる場合がありますので、お使いのスマホの説明書なども参考にしてみてください。
一歩進んで健康記録アプリを活用する
歩数だけでなく、体重や血圧、食事の内容なども一緒に記録したい場合は、健康記録に特化したアプリを利用するのが便利です。歩数計アプリと連携できるものや、グラフで変化を見やすく表示してくれるものなど、さまざまなアプリがあります。
健康記録アプリを探してみましょう
アプリを探すには、スマホの「App Store」(iPhone)または「Google Playストア」(Android)を開きます。
- ストアアプリを開いたら、画面の上部などにある検索欄をタップします。
- 検索欄に「健康管理」「体重管理」「歩数計 アプリ」などの言葉を入れて検索します。
- 検索結果にたくさんのアプリが表示されます。無料のものから試してみるのが良いでしょう。アプリの説明や、他の利用者の評価(星の数など)を参考に、使いやすそうなものを選んでみてください。
- 選んだアプリの名前をタップし、「入手」または「インストール」ボタンをタップすると、スマホにアプリが追加されます。
健康記録アプリを始めるには
インストールしたアプリを開くと、最初に簡単な設定が必要な場合があります。例えば、身長や体重、目標などを入力することが求められることがあります。画面の指示に従って入力してみてください。
設定が終われば、毎日の体重や運動内容などを記録できるようになります。記録したい項目を選んで数字を入力したり、メモを残したりします。
スマホで健康管理を続けるコツ
- 毎日決まった時間に確認する: 朝起きたときや夜寝る前など、毎日同じ時間に歩数を確認したり、記録をつけたりする習慣をつけると続けやすくなります。
- 無理な目標を設定しない: 最初から高い目標を立てるのではなく、まずは「毎日スマホの歩数計を見る」「週に一度体重を記録する」など、無理なくできることから始めてみましょう。
- 記録を振り返ってみる: 記録した内容を週ごと、月ごとに振り返ることで、自分の健康状態の変化に気づきやすくなります。
注意しておきたい点
- バッテリーの消費: 歩数計機能や位置情報を使った記録アプリは、スマホのバッテリーを通常より消費することがあります。一日の終わりにバッテリー残量が少なくなる場合は、充電のタイミングを工夫してください。
- スマホの持ち運び: 正確な歩数を測るためには、スマホを体に身につけて持ち歩くのが一番良い方法です。ポケットに入れたり、ウエストポーチに入れたりするのがおすすめです。カバンの中に無造作に入れておくと、正確に測れないことがあります。
まとめ
スマートフォンは、電話やメールだけでなく、日々の健康管理にも役立つ頼もしいツールです。内蔵されている歩数計機能や、様々な健康記録アプリを活用することで、ご自身の運動量や体の変化を手軽に把握することができます。
難しく考える必要はありません。まずは、今日の歩数がどのくらいだったか、スマホで見てみることから始めてはいかがでしょうか。少しずつでも、スマホを健康づくりのために活用していただければ幸いです。
これからも、「らくらくスマホ活用ガイド」では、皆様のスマホ活用をサポートする情報をお届けしてまいります。