らくらくスマホ活用ガイド

【らくらく】スマホの大切なデータを安全に保管:クラウド活用の始め方

Tags: クラウド, バックアップ, データ保存, 写真共有, Googleドライブ

はじめに:大切なスマホのデータ、もしもの時も安心ですか?

スマートフォンには、ご家族やご友人と撮った写真、仕事や趣味で使う大切な書類のデータなど、かけがえのない情報がたくさん入っています。

もし、スマホを落としてしまったり、故障してしまったりしたら、これらの大切なデータがすべて消えてしまう可能性も考えられます。そうなる前に、データを安全な場所に保管しておくことがとても大切です。

そこで今回は、「クラウド」という仕組みを使って、スマホの大切なデータを安全に保管する方法について、わかりやすくご紹介します。

クラウドとは?データの「インターネット上の金庫」

「クラウド」と聞くと、少し難しそうに感じるかもしれませんが、簡単に言うと、インターネットの向こう側にある、データを保管しておける場所のことです。

ご自身のスマホやパソコンの中ではなく、インターネット上の専用の場所にデータを預けておくイメージです。まるで、大切なものを銀行の金庫に預けるように、インターネット上の金庫にデータを保管する、と考えてみてください。

このクラウドにデータを保管しておけば、たとえスマホが使えなくなっても、インターネットがつながる別のスマホやパソコンから、いつでもデータを取り出すことができます。

クラウドを使うとどんないいことがあるの?

クラウドを活用すると、主に次のような便利な点があります。

  1. データのバックアップ(保管)ができる: スマホが壊れたり、紛失したりしても、クラウドにデータを預けておけば安心です。新しいスマホにした時も、クラウドからデータを移すことができます。
  2. スマホの容量を節約できる: スマホ本体に保存されている写真や動画をクラウドに移せば、スマホの空き容量を増やすことができます。
  3. データの共有が簡単: 離れて暮らす家族と写真や動画を共有したい時、メールに添付するよりも簡単に送ることができます。仕事の書類などを他の人に見てもらう時にも便利です。
  4. いつでもどこでもアクセスできる: インターネット環境があれば、自宅のパソコンからでも、外出先のスマホからでも、クラウドに預けたデータを見たり編集したりできます。

どんなクラウドサービスがあるの?

様々な会社がクラウドストレージサービスを提供しています。代表的なものとしては、お使いのスマホの種類によって最初から使えることが多いものがあります。

これらのサービスは、無料で使える容量が決まっていますが、もしそれ以上にたくさんのデータを保管したい場合は、有料で容量を増やすことも可能です。

スマホのデータをクラウドに保存してみましょう(Googleドライブを例に)

ここでは、多くの方がお使いのGoogleドライブを例に、写真やファイルをクラウドに保存する基本的な手順をご紹介します。お使いの機種やアプリのバージョンによって画面は少し異なる場合がありますが、基本的な流れは同じです。

手順1:Googleドライブアプリを開く、またはインストールする

まずは、スマホにGoogleドライブのアプリが入っているか確認しましょう。 * Androidスマートフォンの場合、多くは最初から入っています。「ドライブ」という名前のアプリを探してみてください。 * iPhoneの場合、「App Store」から「Google ドライブ」と検索してインストールする必要がある場合があります。

アプリが見つかったら、開いてみましょう。Googleアカウントへのログインを求められたら、お持ちのGoogleアカウントでログインしてください。

手順2:データをクラウドにアップロードする(保存する)

アプリを開くと、ご自身のGoogleドライブの画面が表示されます。ここに、スマホからデータを送ります(アップロードと言います)。

  1. Googleドライブのアプリの画面下部か右下にある「+」(プラス)のマークをタップします。
  2. メニューが表示されるので、「アップロード」を選びます。
  3. スマホに保存されている写真やファイルの一覧が表示されます。
  4. クラウドに保存したい写真や書類などを選びます。(複数選択できる場合もあります)
  5. 画面の指示に従って進めると、選んだデータがGoogleドライブに保存され始めます。通信環境によって時間がかかる場合がありますので、完了するまで待ちましょう。

これで、大切なデータがインターネット上のGoogleドライブに安全に保管されました。

手順3:クラウドに保存したデータを確認する

保存したデータは、いつでもGoogleドライブのアプリを開いて確認できます。

アプリを開くと、保存したデータの一覧が表示されます。写真やファイルの名前をタップすると、中身を見ることができます。

クラウドに保存したデータを家族と共有する

Googleドライブに保存した写真などを、離れた場所にいるご家族と共有したい場合も簡単にできます。

  1. Googleドライブアプリで、共有したい写真やファイルを長押しするなどして選びます。
  2. 画面上部やメニューに表示される「共有」のマーク(人型のアイコンに+がついたものや、矢印のようなマーク)をタップします。
  3. 共有したい相手のメールアドレスを入力するか、共有用の「リンク」を作成して送る方法を選びます。
  4. 相手に「見るだけ」「編集もできる」など、許可する範囲を選んで設定します。
  5. 「送信」をタップすると、相手に共有のお知らせが届きます。

これで、お互いに同じ写真を見たり、必要であれば編集したりできるようになります。

クラウド活用する上での注意点

クラウドは非常に便利ですが、いくつか注意しておくべき点があります。

まとめ:クラウドで、もっと安心して便利にスマホを使いましょう

クラウドは、大切なデータを守るだけでなく、ご家族との写真共有など、日々のスマホ活用をより便利で豊かなものにしてくれます。

最初だけ少し操作が必要ですが、一度覚えてしまえば、いつでも簡単に大切なデータを安全に保管できます。ぜひこの機会に、クラウドを活用してみてください。もし操作に困った時は、本ガイドを参考にしたり、お近くの携帯ショップなどで相談してみるのも良いでしょう。

これからも「らくらくスマホ活用ガイド」では、皆様のスマホライフがもっと快適になる情報をお届けしてまいります。