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スマホのアプリを更新する方法:安全に、もっと快適に使うために

Tags: アプリ更新, セキュリティ, スマホ活用, 基本操作

スマートフォンを毎日お使いの皆さん、こんにちは。「らくらくスマホ活用ガイド」編集部です。

スマホにはたくさんのアプリが入っていて、電話やメール、地図や天気予報など、日々の生活に役立っていますね。これらのアプリは、時々「更新」が必要になることがあります。

「更新」と聞くと、「また操作が必要なの?」「どうすればいいの?」と少し面倒に感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、アプリの更新は、スマホを安全に、そして快適に使い続けるためにとても大切なことなのです。

この記事では、なぜアプリの更新が必要なのか、そしてどうすれば簡単にアプリを最新の状態に保てるのかを分かりやすくご説明します。

なぜアプリの更新は大切なのでしょうか?

アプリの更新には、主に三つの理由があります。

  1. 安全性を高めるため(セキュリティ対策) インターネットの世界では、新しい「ウイルスのようないたずら」や、大切な情報(住所や電話番号など)を盗もうとする悪い人たちが日々新しい手口を考えています。アプリにも、そうした悪い手口につけこまれる「弱点(ぜいじゃくせい)」が見つかることがあります。

    アプリの会社は、そのような弱点が見つかると、そこを塞ぐための「ワクチン」のようなプログラムを開発し、更新として提供します。更新をすることで、アプリの安全性が高まり、安心して使えるようになります。

  2. 不具合(バグ)を改善するため アプリを使っていると、「途中で止まってしまう」「画面がうまく表示されない」「押しても反応しない」といった困ったことが起こることがあります。これは「不具合(バグ)」と呼ばれるもので、アプリを作る際にうっかり紛れ込んでしまう間違いのようなものです。

    アプリの会社は、利用者の皆さんからの声や自分たちで見つけた不具合を直すために、更新を行います。更新することで、こうした困ったことがなくなり、アプリがスムーズに動くようになります。

  3. 新しい機能を追加するため アプリによっては、もっと便利に使えるように、新しい機能が追加されることがあります。例えば、ビデオ通話アプリに新しいエフェクトが追加されたり、地図アプリに新しい情報が表示されるようになったりします。

    こうした新しい機能を使うためには、アプリを更新する必要があります。更新することで、アプリがどんどん便利になっていきます。

このように、アプリの更新は「スマホを安全に守り、より快適に使うためのお手入れ」のようなものなのです。

アプリを手動で更新する方法

普段はスマホが自動で更新してくれることもありますが、「すぐに新しい機能を使いたい」「なんだかアプリの調子が悪いから最新版にしたい」という時には、自分で更新することもできます。

ここでは、一般的なスマートフォンの更新方法をご紹介します。お使いの機種やOSのバージョンによって画面が少し異なる場合がありますので、大まかな手順として参考にしてください。

多くのアプリは、「アプリストア」と呼ばれる場所からダウンロードしたり更新したりします。iPhoneなら「App Store」、Androidスマホなら「Google Playストア」という名前のアプリです。

(例:Androidスマホの場合 - Google Playストア)

  1. 「Playストア」アプリを開く ホーム画面やアプリ一覧から、三角形のマークの「Playストア」というアプリを探して開きます。
  2. アカウントのアイコンをタップする Playストアの画面の右上の方にある、あなたの名前の頭文字や顔写真が表示されている丸いアイコンをタップします。
  3. 「アプリとデバイスの管理」をタップする 表示されたメニューの中から、「アプリとデバイスの管理」という項目を選んでタップします。
  4. 更新が必要なアプリを確認する 「概要」や「管理」といったタブが表示されます。多くの場合、「利用可能なアップデートがあります」といった表示や、「更新」のボタンがあります。 更新が必要なアプリが一覧で表示されます。
  5. アプリを更新する
    • 個別のアプリだけを更新したい場合は、そのアプリの名前の横にある「更新」ボタンをタップします。
    • 更新が必要なアプリをまとめて更新したい場合は、「すべて更新」のようなボタンを探してタップします。

更新が始まると、ダウンロードが完了し、自動的にインストールが行われます。終わるまでしばらく待ちましょう。

(例:iPhoneの場合 - App Store)

  1. 「App Store」アプリを開く ホーム画面から、青いアイコンの「App Store」というアプリを探して開きます。
  2. アカウントのアイコンをタップする App Storeの画面の右上の方にある、あなたの名前の頭文字や顔写真が表示されている丸いアイコンをタップします。
  3. 更新が必要なアプリを確認する アカウントの画面が表示されると、少し下にスクロールすると「利用可能なアップデート」や「もうすぐ行われる自動アップデート」といった項目が表示されます。 更新が必要なアプリが一覧で表示されます。
  4. アプリを更新する
    • 個別のアプリだけを更新したい場合は、そのアプリの名前の横にある「アップデート」ボタンをタップします。
    • 更新が必要なアプリをまとめて更新したい場合は、「すべてをアップデート」というボタンを探してタップします。

更新が始まると、ダウンロードとインストールが自動的に行われます。完了するまで待ちましょう。

アプリが自動で更新されるように設定するには

手動での更新もできますが、もっと「らくらく」なのは、スマホが自動でアプリを更新してくれるように設定しておくことです。多くのスマホでは、初期設定でWi-Fiに繋がっているときに自動で更新するようになっています。

自動更新の設定を確認・変更する方法は、先ほどの手動更新と同じように、アプリストア(Google PlayストアまたはApp Store)の設定画面から行います。

(例:Androidスマホの場合 - Google Playストア)

  1. 「Playストア」アプリを開き、右上のアカウントアイコンをタップします。
  2. メニューの中から「設定」をタップします。
  3. 「ネットワーク設定」や「全般設定」の中に、「アプリの自動更新」という項目があります。
  4. ここをタップすると、以下の選択肢が表示されることが多いです。

    • 「ネットワークを指定しない」(データ通信量が多くなる可能性があります)
    • 「Wi-Fi経由のみ」 (おすすめ)
    • 「アプリを自動更新しない」(自分で手動更新する必要があります)

    通常は「Wi-Fi経由のみ」に設定しておくと安心です。自宅などのWi-Fiに繋がっているときに自動で更新されるため、通信量を気にせずに済みます。

(例:iPhoneの場合 - App Store)

  1. ホーム画面から「設定」アプリを開きます。
  2. 下にスクロールして「App Store」をタップします。
  3. 「自動ダウンロード」の項目に「Appのアップデート」というスイッチがあります。これがオン(緑色)になっていれば、自動で更新されます。
  4. その下の「モバイルデータ通信」という項目で、「自動ダウンロード」のスイッチをオンにしていると、Wi-Fiがない場所でもモバイルデータ通信を使って自動更新されます。通信量が気になる場合は、ここはオフにしておき、「Appのアップデート」はオンにしておけば、Wi-Fiがある場所で自動更新されます。(「モバイルデータ通信」の設定画面にも同様の項目がある場合があります)

自動更新の設定をしておけば、特別な操作をしなくても、アプリがいつも最新の状態に保たれます。

まとめ:アプリの更新で、もっと安全に快適に

スマホのアプリを更新することは、お使いのスマホを悪い人たちから守り、不具合なくスムーズに動かし、そして新しい便利な機能を使うためにとても大切です。

自動更新の設定をしておけば、ほとんどの場合、気にすることなくアプリが最新の状態に保たれます。もし、特定のアプリがうまく動かない、新しい機能が使えないといった場合は、手動で更新できるか確認してみるのも良い方法です。

定期的にアプリストアを覗いて、「更新」の表示がないかチェックしてみるのも良い習慣かもしれませんね。

アプリをいつも最新にして、安全で快適なスマホ活用を「らくらく」と楽しみましょう。